定期的にポストに入っている市の定期フリーペーパー。
地域のイベントや税金についてとか色々書かれてあるのを何となく捲っていたところ、目に入ったのが「アライグマ捕獲従事者講習」だった。
一目で面白そう!!
講習は平日の午後に2時間受けるだけ。
しかも無料!
ネックとなるのは「平日」というところだけど、ちょうどこの頃の自分は無職のニートだったので早速電話申し込みした。
(ご自身の住んでいる都道府県・市町村のHPに、アライグマ捕獲従事者に関する無料講習案内があるはずなので、そこから受講方法を調べられます)

アライグマというと某アニメを真っ先に連想してしまう。
森の中で生まれたばかりのアライグマの子供を少年が拾い、育てて、大きくなったら森へ涙ながらに返す感動アニメ。
可愛いよね。
懐いてくれて一緒に遊んだり、寝たりして、動物園では食べ物を水で洗う姿が可愛いよね。
でも、現実のアライグマ(野生)はそんな可愛いものじゃなかった。
- 農作物への甚大被害
- 糞害(大量にしまくる)
- ダニやマダニ、その他極悪ウィルスの媒介
生息範囲・移動距離はだいたい5キロメートル四方で、餌場があればそこにとどまるけれど、餌がない地域であればどんどん移動してしまう恐ろしいやつである。
そんなアライグマが今日本中で増えて、生息範囲がどんどん広がっているため、駆除のために県や市町村が動いたらしい。
害獣であっても資格がなければ日本は駆除できない

日本には鳥獣法という法律があって、一般人は好き勝手に自然の動物を捕まえたり、当然殺すことはできない。
それは日本固有の動物だけでなく、外来の動物も含まれる。
普通であれば、一般人が害獣駆除をするとき業者に頼むパターンが一般的で、その費用は地味に高い。
業者による駆除費用は約5万~10万くらいかかるうえ、建物への糞害の掃除費用は別払いだ。
高い。
高いよ、ラスカル。
しかし、近年アライグマの被害拡大により、例外的に一般市民でも講習(無料)を受ければ捕獲ができるようになるらしい。(初めて知ったー)
今回、自分が受けたのは「アライグマ捕獲従事者講習」で、箱型の罠を使ってアライグマを捕まえる。
そして、捕まえられるのはアライグマのみに限定される。
もし、罠に猫やイタチ、たぬきなどがかかったとしても、放獣しないといけない。
罠はこんな箱型で、アライグマが出没した場所に設置し、中に餌を入れておいて目的の害獣を捕まえる。

講習会で見本として置かれていた実際の箱罠。
アライグマのぬいぐるみでも入っているのかな?という当初の予想は外れて、印刷画用紙だった。
節税大事。
とはいえ、この罠をそのまま野外にそのまま放置しても、みるからに怪しいこんな箱に獲物(アライグマ)が入ってくれるわけがない。
なので、↓のように布とかで覆ったりしてカモフラージュするそう。
他にも建物の影であったり、果樹園や畑であれば、農作物の中にうまくまぎれこませたり。
罠をどーん!と置いたところで、怪しさ満点。
アライグマは罠にはいってくれない。

箱型の罠のお値段はだいたい1個10000万円くらいでホームセンターなどで売っているそう。
業者に5万~10万払うより断然安い!
数は少ないけれど、市でも無料レンタルしている場合があるそうなので、試しにそっちで罠を仕掛けてみるのもあり。
ただし、借りられる期間は約2カ月で、予約待ちになっている場合が多いそうなので、被害が大きいならさっさとホームセンターで買った方が断然はやい。
(そして、当然ながら市の罠の無料レンタルは農作物で生計を立てている農家さんが優先となる。間違っても趣味や老後の楽しみで庭に柿やビワなどを植えている人が、自分の借りたいときに無料レンタルできないと市にクレームを言わないようにしましょう。
他の人に借りられてて、自分が借りたいときにレンタルできないってクレーム言っている暇があれば、さっさとホームセンターで罠を買った方が早いし、それかアライグマに狙われている柿の木やビワの木を切った方が早い。
アライグマの被害を止めるには、アライグマの餌となるものを断つのが最も手っ取りばやく、柿やビワが食べたいならスーパーで買えばいいじゃないか。実際に講習受けている最中に、平日暇そうな老人たちが市の職員の人にクレームつけててうへぇってなる。職員の人がマイクもって説明している最中でも雑談したり、労害すぎて職員の人がかわいそすぎた)
アライグマ捕獲従事者の講習が終わったあとにもらえた終了証。

意外としっかりしていた・
そして、事前に印刷しておいた身分証明(写真付きのやつ)のコピーと、講習受講済みの紙をその場で提出すると、2週間~1か月でアライグマ捕獲従事者証が自宅に届く。
講習では2週間後と言っていたけど、1か月くらいかかったのは、役所もラスカル捕まえるので忙しかったんだろう。

しかたないさー
アライグマ捕獲従事者証といっても薄い紙ぺらだが、これがあれば堂々と罠を設置してアライグマを捕まえられるのである。
何度もいうけど資格取得は無料!
罠設置は基本的に自身の所有する私有地に限られるが、他人の所有地でもその所有者の許可があればOKだそう。
ちなみに、市区町村によっては箱罠の購入費に対して5000円の補助金がでたり、アライグマ1頭あたり1000円から3000円の捕獲補助金がでるところもある!
そして、アライグマ捕獲は罠を仕掛けて放置し、1日1回見回りして、もしアライグマが捕まっていたら市に連絡するとアライグマが入った罠ごと引き取ってくれて、後日罠を返却してもらえる。
アライグマを捕まえてお小遣い稼ぎしつつ地域貢献!
そう考えれば、アライグマを捕まえるのもやる気がでてくる!

とはいえ、実際にアライグマの被害にあっている方いわく、罠を設置しても警戒心が強いようでなかなか捕まってくれないらしい。
そこで、いよいよアライグマと人間の頭脳合戦がはじまるわけである。

アライグマを捕まえるコツ。
それはアライグマの気持ちになる!
アライグマ捕獲講習でもらった資料(北海道大学の偉い教授が作ったらしいPDF)やネットで調べたりと試行錯誤するのもアライグマ捕獲醍醐味。
夏休みに子供の自由研究で、一緒にアライグマ駆除について考えるっていうのも良きかも。
それでは、
ラスカル捕まえてやんよー!